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症例紹介 猫の眼球摘出

症例は3ヶ月の仔猫ちゃんです。

外でぐったりしているのを保護されて連れてこられました。身体検査にて、元気や食欲など問題ありませんでしたが、左眼が潰れて内部の組織が脱出し、肉芽を形成している状態でした。黄色の目ヤニも出ており細菌感染も起こしていました。恐らく、カラスなどに突かれて潰れてしまったと考えられます。

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左眼は目として機能していないため、さらに細菌感染の温床となるだけなので外科的摘出が奨められます。本症例はまだ仔猫で体が小さかったため約2ヶ月内科的に管理し、体重が2kgを超えた時点で全身麻酔をかけて処置をしました。

眼球の裏側には複数の筋肉や視神経、血管などが存在しており、眼を支えています。これを一つ一つ外して眼球を摘出していきます。また、まぶたや瞬膜(第三眼瞼)といった組織も残しておくと術後に問題となるためしっかり切除していきます。

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術後は少し痛々しいですが、2週間後にはすっかりきれいに治癒していました。本人も左眼部分を気にすることはなく、生活も全く問題なくできているとのことでした。

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IMG_7731(2週間後)

 

今回の症例は、眼の機能を完全に失っており、形態的にも温存することが難しく、残ったままだと感染の温床となり痒みや自傷による出血などを起こしてしまうため摘出していきました。

 

愛犬、愛猫ちゃんに変わったことがあればいつでもご相談ください。よろしくお願いします。