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猫の子宮蓄膿症

症例は5歳のソマリです。

ここ最近陰部をよく舐めており、水を多く飲むようになったとのことで来院されました。各種検査にて、子宮内の重度の細菌感染症である子宮蓄膿症が認められました。血液の検査でも細菌感染所見が顕著に認められました。

 

子宮蓄膿症は比較的ワンちゃんに多いですが、ネコちゃんでも発情が繰り返される温かい時期は起こりえます。子宮内の重度細菌感染ですので感染の温床となっている卵巣および子宮の全摘出が治療の第一歩となります。

本症例も手術をすぐに実施していきました。

子宮はパンパンに腫大しており、正常な子宮の太さの何十倍にもなっていました。いつ破裂してもおかしくない状況でした。子宮内には大量の膿が溜まっています。

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術後の回復はとてもよく、翌日から元気食欲ともしっかりありましたので、退院としました。

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退院後も順調で2週間後の再診察ではすっかり元気な様子を見せてくれました。血液検査の異常も良くなっていました。

 

今回の症例は猫ちゃんでしたが子宮蓄膿症を早期に診断でき、破裂する前に対処できたことにより、スムーズに回復できたと考えられます。比較的少ない病気でも鑑別診断に入れておくことが大切ですね!!

愛犬・愛猫に気になることがあればいつでもご相談ください。よろしくお願いします!