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症例紹介 犬の腹腔内精巣腫瘍、セルトリ細胞腫およびセミノーマの混合腫瘍

症例は7歳のゴールデンレトリバーです。

生まれつき片方しか睾丸が正常な位置になく、超音波検査にて腹腔内の潜在精巣が認められ、経過観察をしていた症例になります。ここ1ヶ月の検診で精巣の腫大が認められてきたため外科的摘出を実施しました。

 

男の子はお腹を開腹する際に陰茎の脇を切開していきます。腹腔内にアプローチすると腫瘍化した精巣が確認されました。

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腫瘍化した精巣は総漿膜と言った外膜に包まれたまま切除していきます。もう片方の正常な位置の精巣も摘出して終了です。腫瘍化した精巣は通常の約3-4倍になっていました。

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術後特に問題はなく次の日には退院できました。

病理検査結果としては、セルトリ細胞腫およびセミノーマの混合腫瘍とのことでした。マージンはクリアーで特に問題なしです。念のための経過観察は必要となりますが術後の経過としては良好と考えられます。

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今回の症例は飼い主様の協力により、定期的な検診により腫大し始めた比較的早期の段階で手術を行ったため、スムーズに完全切除が出来たと考えられます。正常な位置にない精巣は後々腫瘍化する危険性が高いため、早期での切除が推奨されます。

気になることがあればいつでもご相談ください。よろしくお願いいたします。