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症例紹介 犬の爪床扁平上皮癌

症例は7歳のシーズーです。

指が腫れてびっこをひき、散歩に行きたがらなくなったとの主訴で来院されました。身体検査にて左前肢の第3指に顕著な腫脹と疼痛が認められました。一時的に内科治療を実施しましたが改善なく、腫瘍も考慮に入れて断指手術を実施しました。

(術前)

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(術後)

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かなり痛々しく見えますが、術後次の日からスタスタ歩き始めました!よほどできものが痛かったのでしょうね。

退院してからも歩行はスムーズで手術前より歩けているとのお言葉をいただきました。

 

(抜糸時)

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キズもきれいに治癒しました。散歩も自ら進んで行くようになったとのことです。

 

病理検査結果は”爪床扁平上皮癌”でした。この腫瘍は爪の下にできる腫瘍の1/3を占めるといわれています。局所的な浸潤が強い傾向があり、進行すると指の骨が溶けていくような所見がレントゲンで見られるようになります。

今回の症例では、軽度の骨膜反応像は認められましたが、骨融解所見はまだ見られず、早い段階で完全切除ができました。このことにより完全治癒も期待できます!!決断早く外科処置を行ったことがとてもよかったと思います!!遠隔転移は少ないとされており、今後は経過観察を行っていくことになります。