症例は12歳のシーズーちゃんです。院内にて偶発的に舌のできものを発見しました。
口腔内のできものは悪性のものも多いため早期に切除生検を実施していきました。
電気メスを使用しながら出血に注意して最低限の範囲で摘出しました。
病理検査の結果は、慢性経過をたどった炎症性病変(炎症性ポリープ)でした。腫瘍性病変は認められず、マージンもクリアーとのことなので切除後の予後は良好です。
口の中は気にして見ないと病変に気付きにくい場所です。愛犬・愛猫ちゃんの口の中に気になるできものを見つけたら早めにご相談ください。よろしくお願いいたします。