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症例紹介 犬の尿道および膀胱結石

症例は8歳の去勢♂ヨークシャーテリアです。

血尿と頻尿を主訴に来院されました。

各種検査にて、膀胱内に大きさ1.5cmの結石および尿道内に大きさ5mmの結石が認められました。今回大きく問題となっているのは小さいが尿道に詰まっている方の結石です。カテーテルにて膀胱内に押し戻すことはできますが、排尿の度に再度詰まって尿が出ずらくなってしまいます。

 

飼い主様と相談し、このまま外科的摘出を実施していくこととしました。開腹し、膀胱の一部に小切開を加え、結石を摘出していきました。大きい結石は鉗子で把持し摘出し、小さい結石は尿道に設置したカテーテルから滅菌生理食塩水を勢いよくフラッシュすることで排出することができました。膀胱および腹部をきれいに縫合し終了です。

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結石分析:ストラバイト92%、シュウ酸カルシウム8%

 

術後は48時間尿道カテーテルを入れっぱなしにし、自動的に尿が出るように管理します。2日経ったらカテーテルを抜き、自分で排尿できれば退院です。本症例もスムーズに回復し、3日目には退院できました。

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2週間後の抜糸時には排尿問題なくできているとのことでした。

今後の予防的対策としては療法食である尿結石用フードをしっかり継続することが大切です。基本的にはその子に合った結石ができないフードであれば再発することを防げます。フードの選択はとても重要です。

 

気になることがあればいつでもご相談ください。よろしくお願いいたします!!