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症例紹介 犬の角膜潰瘍、融解性角膜炎

症例は2歳のパグです。

右眼を見てほしいとのことで来院されました。少し前からしょぼついている様子があり、昨日から白くなっているとのことでした。

 

眼科検査にて、結膜充血、黄色の眼脂(めやに)、角膜中央部に潰瘍(大きな凹み)ができており、眼内にも強い炎症および蓄膿所見が認められました。

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診断:右眼の角膜潰瘍、融解性角膜炎

おそらく、少し前に角膜を傷つけてしまい、そこに細菌感染が加わり傷が深く大きく広がり、眼内炎も併発してしまっていると考えられます。角膜は1-2mm程度の薄い膜なので深い傷は角膜に穴を開けてしまう(角膜穿孔)リスクがあります。治療は積極的な感染コントロールと角膜保護治療になります。1日1回の抗生物質の内服薬、および抗生物質とヒアルロン酸の点眼薬を頻回に使用していきました。

飼い主様の協力もあり、本症例は約2週間できれいに治癒していきました。穿孔しなくて本当に良かったです!!

 

眼はかなり繊細な組織です。しょぼついてる、黄色の目ヤニが出る、充血しているなどの症状があればお早めにご相談ください。

よろしくお願いいたします。