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症例紹介 犬の膀胱結石、尿道閉塞

症例は5歳避妊済♀のトイプードルです。

血尿と頻尿を主訴に来院されました。尿検査およびエコー検査にて細菌性膀胱炎と膀胱結石が見つかりました。抗生剤の治療とフードでの結石溶解療をスタートしました。しかし1週間経つ頃に尿が出なくなり苦しんでいるとのことで再来院され、レントゲン検査にて尿道に結石が詰まってしまい排尿できない状態に陥っているのが確認されました。

診断:膀胱および尿道結石、尿道閉塞

 

尿が出ないと(尿道閉塞)1-2日で腎臓にも傷害が生じ、命に関わる状態になってしまうため緊急的に手術を実施していきました。全身麻酔科にてまずは陰部より尿道へカテーテルを通し、詰まっている結石を膀胱内へ押し戻します。

膀胱に石が戻ったら、開腹して膀胱に一部切開を加え結石を摘出していきます。

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摘出した結石は外注検査にて結石分析をしてもらいます。

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術後48時間は尿道にカテーテルを入れっぱなしにして、膀胱におしっこがたまらないように管理していきます。回復はとても順調で、2日経ってカテーテルを抜きすぐに排尿を認めたため退院できました。

 

結石分析の結果はリン酸アンモニウムマグネシウム(=ストラバイト)結石でした。フードのケアにより予防が可能なタイプでしたのでしっかりフードを続けていきます。今回の症例は飼い主様が排尿状態の異変に気づきすぐに連れてきていただき、早急な対応が出来たためスムーズに治療が出来たと考えられます。ありがとうございました!

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尿道閉塞は比較的男の子で多い疾患ですが、今回の症例のように女の子でも詰まることはあります。詰まった状態を放っておくと数日で命に関わる状態に陥ってしまいますので、排尿障害が見られるときはすぐに病院へご相談ください!!

よろしくお願いいたします。