IMG_5358

症例紹介 犬の会陰ヘルニア

症例は13歳未去勢雄のダックスフンドです。

便が出づらくおしりの横が膨らんでいるとのことで来院されました。身体検査、直腸検査、およびレントゲン検査などにより両側の会陰ヘルニアが見つかりました。左側には便塊が顕著に滞留しており、外から見ても膨らんでいました。

 

会陰ヘルニアは肛門周囲の筋肉が緩んでしまい、すき間ができ(ヘルニア孔)、腸管や膀胱、前立腺などのお腹の中の臓器が飛び出してきてしまう疾患です。飛び出す臓器により排便困難や排尿困難などの症状がみられます。場合によっては命に関わる重篤な状態を引き起こしてしまうため早期に整復手術が必要な病気です。発症要因として男性ホルモンの影響が大きく関与しているため、再発予防として去勢手術も奨められます。

 

本症例も排便のストレスがとても大きいものでしたので早期に外科的整復および去勢手術を実施していきました。

肛門周囲の筋肉と仙結節靭帯、骨膜などの丈夫な組織を使ってヘルニア孔を閉鎖していきました。

IMG_4481

術後も問題なく、翌日には元気に退院できました。

 

現在5か月以上経ちますが排便はとてもスムーズにできており、ストレスなく生活できていますとのことでした。

IMG_4781 IMG_5358

 

気になることがあればいつでもご相談ください。よろしくお願いします!!!