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症例紹介 犬の大腿骨頭壊死症

症例は8か月のMix犬です。ここ1週間くらい左後ろ足をびっこひいているとのことで来院されました。

まず歩行検査にて左後肢を負重せずかばって歩いている様子が見られ(跛行)、触診にて筋肉量の低下が認められました。痛くて足を使うことができず太ももの筋肉が落ちてきている状態でした。レントゲン検査では左後肢の大腿骨頭が変形し、一部骨折しているように認められました。

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診断は”大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)”です。

この病気は若齢の小型犬種に多く、大腿骨頭への血流が障害される結果骨頭の崩壊が生じると言われています。原因は明らかにはなっていませんが、遺伝的な因子やホルモンの影響などが考えられているようです。壊死が起こってしまった骨頭は元に戻ることはありませんので、治療としては外科的切除が行われます。痛みがある関節を残すより、切除して偽関節(周囲の筋肉や支持組織が補います)を形成することでほぼ正常に歩けるようになります。

 

本症例も早期に大腿骨頭切除を実施していきました。

周囲の支持組織や筋肉を器具で脇にどかしていきながら大腿骨頭へアプローチしていきます。骨ノミと骨槌(ハンマー)で骨頭を丁寧に切除していきます。

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切除した関節部と骨頭です。骨頭はやはり不整に変形しており、皺が入ったようになっていました。

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術後のレントゲンはこんな感じです。しっかり切除できており骨がぶつからないことを確認します。

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術後翌日には退院できました。経過としては術後3日目ですでに足を着くようになってきており、約20日目には問題なく歩行できるようになりました。散歩もスムーズに歩けていました!!まだ左足ははげてますが(笑)

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元気に歩けるようになって良かったです!!またいつでも遊びに来てくださいね!

変わったことがあればいつでもご相談ください。よろしくお願いします。