%e8%82%ba%e7%82%8e1

仔犬の誤嚥性肺炎

症例は3ヶ月齢のパピヨンです。

急にコフコフと苦しそうに咳のようなものをしだしたとのことで来院されました。元気や食欲は問題ありませんでした。

来院時は呼吸落ち着いており元気も問題なく院内を走り回っていました。

しかし、レントゲンを撮影してみると右肺の中葉の透過性が低下しており、肺炎が第一に疑われました。

%e8%82%ba%e7%82%8e1 %e8%82%ba%e7%82%8e2

右肺中葉は誤嚥をした際に一番影響を受けやすい場所です。仔犬や老犬は誤嚥性肺炎を起こしやすいです。肺炎は人と同様治療が遅れると命にかかわることがあります。ひどくなると酸素室での管理が必要になります。

 

papi2 papi1

今回の症例は抗生剤の飲み薬でスムーズに改善していきました。レントゲンでも肺野の透過性は改善し、心臓の輪郭がくっきり見えるようになりました。

呼吸器の病気は命に直接関わっていくものです。咳をしているいつもより呼吸が速い口を開けてずっとハアハアしているなどわんちゃんねこちゃんが出しているサインをみつけたらすぐにご相談ください!!