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犬の脾臓結節性過形成

症例は7歳のシーズーです。健康診断により、超音波検査にて脾臓に大きさ1.5㎝のできものが見つかりました。

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臨床診断:脾臓の腫瘤

脾臓は血管豊富な臓器であり、ここに発生した腫瘤は良性であれ悪性であれ、お腹の中で破裂し大出血をリスクがあるため早期に外科的切除が奨められます。

 

本症例も飼い主様と相談の上、外科的切除を実施していきました。

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病理検査:脾臓のリンパ結節性過形成

腫瘍性病変ではないため、切除後の予後は良好です。破裂や出血のリスクも”ゼロ”になりますので今後の生活も問題なく過ごせます!

 

定期的な健康診断により、無徴候の病気や腫瘍が見つかることがあります。わんちゃん、ねこちゃんの1年は人の約4年分と言われています。健康寿命を延ばすために、年に1回は健康診断を行っていきましょう。

愛犬・愛猫ちゃんに気になることがあればいつでもご相談ください。よろしくお願いいたします。