IMG_3363

症例紹介 犬の精巣腫瘍、セルトリ細胞腫(皮下陰睾)

症例は9歳ポメラニアンです。

両側性の皮下陰睾が子供のころからあって、右側の睾丸がここ1年くらいで巨大化しているとのことで来院されました。身体検査にて、右側の精巣は大きさが4-5㎝大となっており、左側と比べ10倍近く大きくなっていました。

 

放っておくと局所的な浸潤や遠隔転移を起こす危険性があるため早めの摘出をすすめていきました。左右とも精巣は総鞘膜に包まれたまま摘出しました。

IMG_3363

病理検査では、セルトリ細胞腫という精巣の腫瘍でした。完全切除されており、脈管内の浸潤もなしとの結果でした。念のための経過観察が必要ですが、予後は良好と考えられます。

 

潜在精巣(皮下および腹腔内)の睾丸は正常な精子形成が出来ず、さらに後々腫瘍化してしまう危険性を秘めています。予防的な去勢手術がなによりも大切になりますね。

気になることがあればいつでもご相談ください!!宜しくお願い致します。