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症例紹介 犬の腸内異物

症例は8歳のフレンチブルドッグです。

震えと吐き気を主訴に来院されました。2日間の内科治療に反応せず、食欲や元気もなくなってきたため精密検査を実施しました。触診と各種検査にて、異物による腸閉塞が疑われました。そのまま入院にてバリウム検査を実施し、腸管の流れが途中から完全にストップしてしまっている所見を認めました。

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一晩点滴を実施しましたが改善認めず、腸の流れもストップしたままであったため、飼い主様に状況お伝えし、試験開腹を実施していきました。

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腸管の一部で異物による閉塞が認められ、腸管の色が黒っぽく変色していました。血流はしっかりしていたため、腸は温存し、一か所小切開を加え異物を摘出し、縫合しました。

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摘出された異物は約3㎝大の表面がとげとげした植物の種のようなものでした。後に確認してもらったら殻を被った大粒のどんぐりと判明しました。いつかの散歩中に一度もぐもぐしてたことがあったとのことでした。

術後の経過は問題なく、腸管のバリウムもお尻の方まで流れていきました。

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数日間の絶食と食事管理により4日後には元気に退院できました。

IMG_2196                                                        元気になって後日トリミングにも来ていただきました!!!いい顔してますね^^!

 

今回の症例は植物の種(どんぐり)による腸閉塞でした。時間が経って腸に詰まってしまい症状を呈したため、原因追及に少し苦労した症例でした。このように外で誤って食べてしまったものの中には怖いものがあります。お散歩も注意が必要ですね…。

愛犬愛猫の様子に変わったことがあればいつでもご相談ください。よろしくお願いします。