症例は10歳のパグちゃんです。
まぶたのできものが徐々に大きくなり、寝てるとき目が閉じなくなってきたので取りたいとのことで来院されました。
左眼の眼瞼に大きさ1㎝の腫瘤が認められました。
できものの大きさが眼瞼の長さの1/3以下であったため、単純な”V字”切開・切除と縫合できれいに寄せることができました。
約2週間後の抜糸した時の写真です。ほぼ違和感なくキレイ治癒してくれました。
まぶたにできる腫瘤は大きくなりすぎると眼球自体を傷つけたり、瞬きができなくなったりと問題が出てきます。また、大きくなりすぎてまぶたの長さの1/3以上になると皮膚を複雑に切って寄せての手術が必要になります。今回の症例は大きくなりすぎる前に対処ができたので、単純な手術できれいに腫瘤切除、および眼瞼整復ができたと考えられます。できものの治療は早期発見・早期診断がたいせつです。体にできものを見つけたらいつでもご相談ください。