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犬の細菌性膀胱炎

症例は14歳Mix犬です。

今朝から尿が出づらそうにしているとのことで来院されました。元気や食欲は問題なしとのこと。各種検査にて、膀胱粘膜の不整、および尿中に桿菌・炎症細胞の出現が認められました。

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治療は抗生物質の飲み薬を使用し、すぐに改善していきました。

 

膀胱炎は外部から逆行性に細菌が侵入し、膀胱内で感染し炎症を起こす疾患です。症状としては頻尿感や残尿感などがあり、溜まってないにもかかわらずおしっこしたくなってしまいます。ふんばってるが尿が出ていない、おもらししてしまう、血尿が出た、などなど。時間が経つと一般状態にも影響し、元気や食欲などが落ちたり、震えたり、痛がったりすることがあります。更に膀胱から尿管を通り腎臓まで影響がおよぶととても重篤な症状を引き起こす危険性もでてきます。

できるだけ早く対応することで治療をスムーズに行うことができます。

異常を感じたら小さなことでもご相談ください。