DSCN1181

口の中のできもの

症例は9歳のMix犬の男の子です。

口の中にできものがあるとのことで診察をしました。細かい針を使っての検査(細胞診)では良いものなのか悪いものなのか、確定診断できませんでした。

飼い主様としっかり相談し、外科的に切除をしていきました。病理検査では良性の炎症性ポリープで完全切除されているとの診断でした。

1  DSCN12412

わんちゃんの口の中のできものは悪性のものも多数存在します。悪性のものでも小さいうちにみつけ切除できれば完治をするものもあります。

今回は飼い主様が日頃より愛犬をよく観察し小さなうちに発見されたため、無事に切除できたと考えられます。この口腔内の炎症性ポリープは周囲の歯石や歯垢が原因となり炎症性にできものをつくると考えられます。切除後にスケーリングも行い、ピカピカのキレイな歯になって帰りました。

愛犬、愛猫の異常に一番初めに気付けるのはいつも一緒にいるご家族のみなさまです!少しでも気になることがあればいつでも気軽にご相談ください!!